平清盛 4話

平清盛」4話、「殿上の闇討ち」

いきなり佐藤義清=西行が登場。北面のお仲間ということだ。清盛に比べて武芸も、和歌の嗜みもいうことなし。清盛は悔しがるが、どうにもならない。

そこに鳥羽院観音堂を寄進した忠盛が、内昇殿を許される。武士の身分には初めてのことなので一門は大喜び。しかし清盛には気に食わない。摂関家も相当気に食わないらしく、忠盛の舞を邪魔してはずかしめる。さらに逼塞している源為義に、暗に忠盛誅伐をそそのかす。為義は清盛を襲おうとするが、忠盛に諭されて断念。相当トホホだなあ。

忠盛は退出した後、清盛に「王家の犬では終わらない」という覚悟について語り合う。高笑いする清盛が映っておしまい。

今回はひたすら忠盛がカッコイイ。まあ、最初から忠盛が圧倒的にカッコイイけどね。中井貴一は何をやらせても決まるなあ。そしてあわれな為義。子供の頃に、子供向け「源平盛衰記」を読んだ頃は、為義が斬られるところで涙していただけに、今回のドラマでの冷遇ぶりは見ていてつらい。小日向文世、イイ味だしまくっているのだが、所詮は平氏の引き立て役か。義朝もいずれは死んでしまうのだ。諸行無常はかなしいよ。