戦争の常識

鍛冶俊樹『戦争の常識』、文春新書、2005

戦争と軍隊についての、初心者向けの入門書。軍隊とはどういうもので、どういう仕組になっているか、部隊編成の基本、陸海空軍の基礎知識等々を解説した本。

著者は1957年生まれ、埼玉大学卒業後、一般幹部候補生として航空自衛隊に入隊、10年間の勤務の後、一等空尉で退職、評論活動に入ったという人。

こういう内容の初心者向けの軍事組織の解説本をあまり見ないので、そういう点では貴重な本。しかしいくつかの誤りも散見されるし、本当は複数の専門家がより多くのページ数で本を書くべきところだろう。

とりあえず知らない人が最初に手をつける本としてはいいかなというもの。