伊藤剛レクチャー「しりあがり寿から見る、マンガ表現の現在」

伊藤剛レクチャー「しりあがり寿から見る、マンガ表現の現在」、広島市現代美術館、2011.12.23

現代美術館でやっている「ブリキの方舟」という秋山祐徳太子しりあがり寿のコラボ展関連企画。マンガ評論家の伊藤剛しりあがり寿についてしゃべるというので行ってきた。

まあ話はおもしろかった、と言いたいが、それは聞いてた部分だけ。実際は半分以上寝てしまった。話がつまらなかったから寝たのではなく、前日4時間しか寝ていなかったぶんを取り戻してしまっただけ。前の方に座っていたのに露骨に寝てしまって申し訳ない。

起きてたところでは、しりあがり寿ギャグマンガが文脈依存性が強いこと、それは現代美術と太くつながっていること、などなどを語っていた。比較的初期の作品をスライドに出していて、それがネタになっていた。話がおもしろかったのはいいが、2時間の枠で、1時間45分しゃべっているのは長くないか?眠くなくてもきいているのはつらかっただろう。最大限90分くらいでおさめてもらわないと。

収穫は、「ことしのおすすめマンガ」として、うさくん『マコちゃん絵日記』を紹介してもらったこと。これはおもしろそうなので買って見ることにした。めずらしくマンガ図書館に入っていない。元の掲載誌が18禁なので選に漏れてしまったのか。新しいマンガはさっぱりわからないので、ありがたい。