吉田豪インタビュー 上杉隆 BREAK Max6月号

吉田豪インタビュー 上杉隆さん」、BREAK Max6月号

この雑誌、BREAKMaxというのはBUBKAの姉妹誌で、つまりはセックスとゴシップ記事メインの雑誌なのだが、ツイッターでインタビュー記事が載っていることを知ってコンビニで買って読んでみた。これはむちゃくちゃおもしろい。

掲載ページはわずか3ページなのだが、辞書のように細かいサイズのフォントを使って、四段組でびっしりページを埋めている。ツイッターでは2万字と言っていたが、そのくらいは十分ありそう。

内容は、上杉隆に聞くといっても、今の仕事についての質問はそれほどなくて、「これまでの上杉隆の人生について聞く」というもの。この方針が当たりの理由。とにかくこの人の育ち方がめちゃくちゃなのだ。

父親に小学校2年生のときにタバコと酒を無理やりやらされたという話からはじまって、小学生の時から麻雀やら競馬やらをやらされている。小学生に馬券を買ってこさせるなんてできるのか?とも思うが、本人が買いに行かされたと言っているから、ほんとなのだろう。あとは、中1で女の子とデートすることがわかると父親にコンドームを持たされたとか、まあ普通の親とは思えない。それで造船会社のサラリーマンだったというのだから驚く。

その後は大学受験の前日に担任教師に酒を飲まされ、翌日起きられなくて失敗した(ので、結局唯一合格した都留文科大に進んだ)とか、バイトでバーテンをしていた時に買収の片棒をかつがされていたとか、いろんな話が。一番笑ったのは、最後の部分に出ていた「ゲイ疑惑」で、室井佑月に誘われて断ったらゲイだといいふらされたとか、「ミヤネ屋」出演時にネタのつもりで「好きなタイプは宮根さん」と言ったらいきなり雰囲気が変わったとか、そういう話。

上杉隆はジャーナリスト廃業宣言を出しているのだが、このくらい強烈な人だったら何をやっても生きていけるのだろう。吉田豪が「どうせエロ雑誌ですから誰も読んでませんよ」といいながら、どんどん話を引き出しているのもさすが。このインタビューはいつか単行本にしてくれるといいなあ。この細かい字だとスキャナでも読んでくれなさそう。