宇宙大作戦 宇宙基地SOS

宇宙大作戦」 「宇宙基地SOS」

この回はおぼろげに記憶がある。というのはロミュラスとの戦争エピだから。「宇宙大作戦」での惑星連邦の敵はクリンゴンとロミュラスだが、子供の頃はロミュラスの方がキライだった。理由は、ロミュラスの方がセコいやり方をよく使っていたことと、ロミュラスの戦艦、バードオププレイのデザインがダサく、その上船体に変な絵が描いてあって、非常に萎えていたから。プラモでも、エンタープライズクリンゴン戦艦、ロミュラス戦艦の3隻セットがあったのだが、ロミュラスは「ハズレ」だと思っていた。

で、このエピソードだが、ロミュラスとの戦争から100年以上経った後で、ロミュラスとの中立地帯沿いに設けられた連邦の前哨基地がバンバン破壊され、エンタープライズが調査に赴くという話。ロミュラスの戦艦は、姿を消せる装置をつけていて、いきなり現れて強力なプラズマ兵器で攻撃してまた消えてしまうというもの。

しかしこのプラズマ兵器という奴、威力は強大らしいがやたらゆっくりとしか飛ばず、エンタープライズが後退しているとなかなか当たらない。動けない前哨基地はともかくとして、宇宙船は動いているのだから、こんなものぜんぜん役に立たないような気がするが・・・。しかもエンタープライズは横に移動すればかんたんによけられるように思うのだが、わざわざ後ろに逃げてる理由がよくわからない。さらに、ロミュラスの戦艦は見えないはずなのに、エンタープライズの武器はバンバン当たってるし。なんだかわからない戦争である。

お互い被害を受けるのだが、カークの「死んだマネの計」にロミュラスがひっかかって、あえなく敗北。ロミュラスの司令官は、救助を拒否して死を選ぶ。一方エンタープライズの方も新婚ほやほやの乗員が死亡。カークが「戦いはたくさんだ。任務とはいえ、人の命は大事にしたいものだ」ととってつけたような台詞を言っておしまい。軍人のくせにねぇ。

それにしてもロミュラスは何をしにきたのか、よくわからない。新兵器のテスト?威力偵察?単独で攻めてきてあっさりやられて、手の内を全部ばらしてしまうようではロミュラスもたいしたことないなあ。やっぱりロミュラス帝国ダサし。