ポンペイ展

「ポンペイ展　世界遺産 古代ローマ文明の奇跡」、横浜美術館

横浜でやっていたこの展覧会、福岡、名古屋、新潟、仙台でもあるらしい。まあ、福岡には行かなかったからここに行けてよかったのだが。

内容は考古展示という感じで、出土品を通じて、ポンペイの生活を知るというような感じ。主な展示品は彫像とフレスコ画。たしかこの展覧会のプロモーション番組をテレビでやっていて、モザイクがいろいろ映っていたのは気のせい？

富豪たちの豪奢な生活がわかる一方、奴隷のほうは、足かせとか足かせをとめている金具がちゃんとおいてあり、天国と地獄というようなもの。家具や調度品もいろいろと並べられていて、人生の運というものをしみじみと感じさせられる。美術的には特にどうこうというものはなし。この時代のローマの歴史にある程度関心をもっている人のための展覧会。

おもしろかったのは剣闘士の武具。仮面ライダーと古代ローマの装束を合わせたような感じ。目全体を網目状に覆うような兜の形はちょっといまに通じるものがあるように思う。それにしてもこれで死ぬまで斬り合いを続けるというのはちょっとつらそう。