古代ローマ帝国の遺産

古代ローマ帝国の遺産 -栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ-」、国立西洋美術館

これはこの前の日曜日に行った展覧会。共和制末期から帝国初期くらいの彫像、フレスコ、工芸品等々でローマの歴史と当時の生活を見せようというもの。

ローマの偉人たちの像が並んでいるところはなかなか壮観。それとポンペイの出土品。金製品が多いので、見栄えがするものばかり。東大の研究チームがポンペイを掘っているそうで、そこから再現したポンペイの邸宅の様子をCGで映像にして映し出している。この映像もおもしろかった。

目玉はアレッツォで見つかり、トスカナ大公家が所有していたというミネルヴァの青銅像「アレッツォのミネルヴァ」。イタリアの大統領が来日するおみやげとして展示が可能になったのだという。人間の背丈くらいの大きな像で、これも迫力十分。

この展覧会はNHK日曜美術館でもやっていたらしい。姜尚中がうざいのであの番組は最近見ていないのだが、もったいないことをした。事前に見ておけばきっとよりたのしめたのに。この展覧会はこの後巡回するそうなのだが、場所が名古屋、青森、札幌。なぜ西日本には来ないのか。もっとゆっくり見ておけばよかった。