芝離宮庭園

芝離宮庭園」

浜離宮」の近くにあるわりには、浜離宮ほどメジャーでなく、そんなに人もいない芝離宮庭園。しかし、モノレールに乗っているとすぐ下に見えているし、浜松町の駅からもすぐそば。そのまま足を伸ばせば、竹芝桟橋ゆりかもめの駅、それに日の出桟橋も遠くないという便利なところ。もっと人が来てもいいのにと思うが、そんなに人がいないところが芝離宮のいいところ。

もとは小田原の大久保家の上屋敷で、幕末には紀州家のものになり、宮内省の手にわたってから、当時皇太子だった昭和天皇のご成婚記念に東京市に下賜された。江戸最古の大名庭園と、パンフレットには書いてあるが、関東大震災で焼けてしまっているので、昔のものはない。真ん中の池をめぐるように庭ができていて、「大山」という築山から庭が一望できる。藤棚があって、もうすぐ見頃になると思うが、行った時にはまだ藤の花はついてなくてざんねん。

池にはしょうぶも植わっていて、一輪だけ咲いていた。よく手入れがされたよいお庭。浜離宮のように大きくないのですぐに回れる。お弁当をもってくるにもよし。なぜか弓道場が付設されていて、敷地の一角にある島嶼会館の食堂から、練習している人が見える。

立ち寄った後はてくてく歩いて竹芝の駅からゆりかもめでお台場へ。こちらは人だらけ。芝離宮でのんびりできたので、いいけど。