大恐竜展

「大恐竜展」、国立科学博物館

これは先週の金曜日、4月3日に行ったのだが、入り口まで行ってみると博物館の外の並木道に長い列が。30分待ちだという。ガキと家族だらけ。そういえば、まだ春休みだったのだ。かなりげっそりしたが、しかたなく列に並び、ようやく中へ。

中は巨大な恐竜の骨格標本がどーんと林立。これが生きて動いていたとはおそろしい。大陸が分裂していなかった三畳紀ジュラ紀の恐竜たちと、その後に南北に大陸が分かれた白亜紀前期、南の大陸がさらに分裂し始めた白亜紀後期の恐竜たちが順番に並んでいる。展示されているのは、主に、南アメリカ、インド、マダガスカルなどで見つかった恐竜の化石で、それらの地域で恐竜が見つかったのは比較的最近のことだという話。いまでもばんばん化石が掘り出されているそうだ。

しかも、そのころは既に別の陸地に分かれていたはずの南半球の広い地域で同じ系統の恐竜の化石が多数見つかっており、それらの島は南極でつながっていたか、なんらかの方法で行き来ができたはずで、その謎の答えは今でもよくわかっていないらしい。恐竜の名前にはあんまり詳しくないのだが、それにしても聞いたことのない名前の恐竜がいっぱい並んでいて、眺めているだけでも楽しかった。

しかしおそろしいのは、物販コーナー。がきんちょと親たちがアリのように群がって、ばしばしと恐竜グッズを買っていた。「地球を大切に」「エコライフ」てな宣伝をする前に、まず物欲を抑えることを子供に教えないといけないのではないでしょうか。それに、今度科博に行くときは、子どもの休みは外して行かなければ。