「戦地」派遣 変わる自衛隊
半田滋『「戦地」派遣 変わる自衛隊』、岩波新書、2009
自衛隊のイラク派遣、インド洋派遣、ミサイル防衛の三つのトピックについてのルポルタージュ。イラク派遣については、著者自身が随行して取材しており、サマワの駐屯地でのいろいろな問題がわかって興味深い。バグダッドでの空輸活動についても、まめに取材していて、その部分はおもしろく読める。
しかし、ミサイル防衛については、知識の不足が明らか。「武力行使」と「武器使用」の区別もあいまい。また、著者自身の「シビリアンコントロール」の理解があいまいで、場所によってバラバラなことを書いている。要するに基本的なところで認識不足、勉強が足りないのである。そして、おきまりのパターン「憲法改正は米国追随の道」。米国追随は、憲法改正しなくてもそうなってるでしょ。
まだ若い人ならともかく、1955年生まれ、東京新聞の防衛専門記者がこのていたらくである。レベルの低さがうかがい知れる。
自衛隊のイラク派遣、インド洋派遣、ミサイル防衛の三つのトピックについてのルポルタージュ。イラク派遣については、著者自身が随行して取材しており、サマワの駐屯地でのいろいろな問題がわかって興味深い。バグダッドでの空輸活動についても、まめに取材していて、その部分はおもしろく読める。
しかし、ミサイル防衛については、知識の不足が明らか。「武力行使」と「武器使用」の区別もあいまい。また、著者自身の「シビリアンコントロール」の理解があいまいで、場所によってバラバラなことを書いている。要するに基本的なところで認識不足、勉強が足りないのである。そして、おきまりのパターン「憲法改正は米国追随の道」。米国追随は、憲法改正しなくてもそうなってるでしょ。
まだ若い人ならともかく、1955年生まれ、東京新聞の防衛専門記者がこのていたらくである。レベルの低さがうかがい知れる。