外交官の「うな重方式」英語勉強法
『外交官の「うな重方式」英語勉強法』多賀敏行、文春新書、2008
外務省では職員の英語研修をどのようにやっているのか、と思って買って読んでみたが、ハズレ。そういうことは書いていない。表題の「うな重方式」というのは、単語を単独で覚えるのではなくて、文章や文脈で覚えていきなさいという話。そんなことにわざわざ変な名前をつけなくても・・・。
内容はほとんど著者の英語についてのエッセイである。それはそれなりにおもしろいし、勉強にはなるのだが、こちらが知りたいのは、著者や他の職員がどうやってそういうレベルに到達しているのか、外務省内で標準的な方法というものがあるのか、ということなんですが・・・。
帯に大きく「英会話より英文法を」とあり、本文にも同様のことが書いてある。そりゃ外交官は条約文を作らなければいけないのだから、文法的に間違った英語では困るのはあたりまえ。しかし、それは一般人にどのくらい通用するものなのか?そんなことを強調するのだったら、著者がどうやって文法的に正しいライティングやスピーキングができるようになったのかをちゃんと書いてくれるほうがよほど助かるのだが。
そんなにつまらない本だとは思わないが、タイトルと内容が一致してない。こういう「釣り」はちょっとどうかと思う。
外務省では職員の英語研修をどのようにやっているのか、と思って買って読んでみたが、ハズレ。そういうことは書いていない。表題の「うな重方式」というのは、単語を単独で覚えるのではなくて、文章や文脈で覚えていきなさいという話。そんなことにわざわざ変な名前をつけなくても・・・。
内容はほとんど著者の英語についてのエッセイである。それはそれなりにおもしろいし、勉強にはなるのだが、こちらが知りたいのは、著者や他の職員がどうやってそういうレベルに到達しているのか、外務省内で標準的な方法というものがあるのか、ということなんですが・・・。
帯に大きく「英会話より英文法を」とあり、本文にも同様のことが書いてある。そりゃ外交官は条約文を作らなければいけないのだから、文法的に間違った英語では困るのはあたりまえ。しかし、それは一般人にどのくらい通用するものなのか?そんなことを強調するのだったら、著者がどうやって文法的に正しいライティングやスピーキングができるようになったのかをちゃんと書いてくれるほうがよほど助かるのだが。
そんなにつまらない本だとは思わないが、タイトルと内容が一致してない。こういう「釣り」はちょっとどうかと思う。