三国演義 曹丕簒漢

三国演義」第61集 「曹丕簒漢」

曹操亡き後、位を継いだ曹丕。ちょっと丸顔だがなかなかの好男子。次男曹彰は兵を取り上げられて辺境に遷されるが、三男曹植は、葬儀に出てこないので問責の使者を向けられる。曹植は使者の前でも詩をよむばかり。ここはまたまた歌詞のついた歌がうたわれる。曹植にしては破格の扱い。当然追っ手が向けられ、曹丕の前に引き出される。そこで「七歩詩」の場面である。ここも「七歩詩」に曲がついて歌がうたわれる。

その次は帝位の簒奪じゃなかった禅譲である。献帝の役者もいつのまにか代わっている。百官で帝を囲んで繰り返し譲位を迫る。献帝は泣くばかり。三度禅譲の書を下し、三度目に受ける型どおりの手続きで禅国の儀式が。ここの禅国の詔はなかなかかっこいい。

劉備には献帝は死んだと伝わるので、劉備を帝位にと臣下が騒ぎ出す。遠慮する劉備諸葛亮ほかの猿芝居で説得したということにして、劉備も即位。そういえば劉禅の役者も後で出てくる人とは違うなー。即位した劉備は、趙雲諸葛亮の献言には耳を貸さず、呉の討伐しか頭にない。この回はここで終わり。