ル・コルビュジエ 光の遺産

ル・コルビュジエ 光の遺産」、広島県立美術館

ル・コルビュジエの展覧会。置いてあるのは、建築の模型と写真、スケッチ、絵、彫刻などなど。

通っていた高校の体育館はモロに、ル・コルビュジエのデザインのまねっこで、ピロティーや横長の窓状の外装(実際には窓はないが)なんかがあった。さすがに屋上庭園はなかったが。そういうところにいたせいもあって、ル・コルビュジエの建物はとても親しみやすく感じる。

いろいろと並べられた建物を見ていくと、大きな建物でも圧迫感がなく、軽い感じがする。こういうスッとしたセンスのよさを、おしつけがましくなく、建物を使っている人に感じさせるところが建築家のエライところ。ほんとうはこの展覧会にはいろいろと企画があって、講演会やらギャラリートークが期間中何度もあったのだがみな行き損ねた。もったいない。

映像の上映もあって、博覧会で上映されたというル・コルビュジエ自身が制作した映像とか、何本もかかっていた。時間があったら見られたのに。出口のところでDVDを売っていて、よっぽど買おうかと思ったが、がまんがまん。基本的に展覧会は時間の余裕のあるときにいかなくては。