伝七捕物帳 殺しの投げ文

伝七捕物帳」41話 「殺しの投げ文」

今回の客演は、小山明子岡田英次/北村晃一。菊乃屋に投げ文があり、それには「今日、殺しがあるのでくれぐれも用心」とある。投げ文の主は大店のお内儀の小山明子。生き別れた弟の北村晃一がご禁制の鉄砲造りにからんで、命をとられそうになったところを救おうとする。鉄砲造りをたくらんでいるのが一関藩の役人どもと一関屋の主人、岡田英次小山明子の正体は途中でバレ、鉄砲試射の的にされそうになるが、そこに伝七がかけつける。

この鉄砲、新型だといってるが、どう見ても現用ライフル銃なんですが・・・。火縄銃くらいどこかにレプリカあるでしょう。で、劇中で「堺の商人がポルトガルから仕入れた新型と比べて見なければ」とか言っているが、戦国時代じゃあるまいし、それは無理だと思う。だいたいこの話は、19世紀のはじめごろのはずなんだけど。小山明子はきれいな標準語を使っているが、弟の北村晃一は東北なまりで、菊乃屋のお玉と同郷ということになっている。よって、最後の指じめの音頭をとるのはお玉。あと、殺陣で、伝七が二丁の十手を使っているのをはじめて見た。

脚本は桜井康裕、監督斎藤光正。話の出来は並。