日本絵画の楽しみ方完全ガイド

『日本絵画の楽しみ方完全ガイド』細野正信(監修)、池田書店、2007

日本画への初心者向きの入門書。はじめの部分で、絵巻物、水墨画狩野派美人画といったテーマごとの解説がなされ、後半は72人の画家と作品について、見開き2ページでひとつの作品が取り上げられ、作者の人物と作品鑑賞のポイントが書かれている。室町時代、土佐派から現代までカバーされ、存命の人物では、平山郁夫片岡球子あたりまで。
全部の作品に図版がついているところはよし。解説も読みやすいので、初心者には非常に便利な本。美術書は高いものは図書館で読めばいいので、自分で持って眺めるにはこれくらいのボリュームの本がお手軽でよし