夢のような幸福

三浦しをん『夢のような幸福』、大和書房、2003

三浦しをんのエッセイは全部読んだつもりだったが、まだ一冊残ってた。抜かっていた!しかしうれしい。「しをんのしおり」の2002年くらいから2003年あたりまでのもの。三浦しをんはエッセイをバラバラな出版社から出すからわかりづらいよ。
「愛と誠」「嵐が丘」ほか、あいかわらず濃い話に入れ込んでいるが、「のだめカンタービレ」テレビ化を2003年はじめに洞察していたとはさすが。おまけに千秋役に稲垣吾郎がキャスティングされることをおそれていたあたりもするどい。ほんとに「のだめ」がジャニドラにならなくてよかった。
カバーイラストはどこかで見たことあるなあ、と思ったら吉野朔実だった。ちょっとダサかわいくてとてもよい。
検索したところ、三浦しをんのエッセイはこれで全部読んだはず。あとは小説。これは微妙だけどどうだろう。まあそんなに点数はないから全部読むと思うけど。