インド旅行記2

中谷美紀インド旅行記2 南インド編』、幻冬社文庫、2006

中谷美紀インド旅行記の二巻目。マドラス、マイソール、バンガロール、ハイダラーバード、ポンディシェリーといった町を相変わらず精力的に回っている。
しかしこの旅行記、約一ヶ月の行程を毎日欠かさず記録している。一日あたりの分量もけっこうなもので内容も詳しいから後で手を入れているにせよ、基本的に現地で日記として書かれたものだろう。これだけの量を旅先で書けるというそのことにびっくり。
たぶん中谷美紀は書くことがあまり苦にならない人なのだろう。文筆専業でもないのによくやるなあ。
内容は前作のとおり、いい意味でとても男っぽい文章。読んでいていやらしいところがないのが、中谷の本の気持ちいいところだと思う。