インド旅行記1

中谷美紀インド旅行記1』、幻冬舎文庫、2006

タイトルそのまま。中谷美紀インド旅行記。ほぼ一ヶ月かけて北インドの広範な地域、デリーのような都会だけではなくて、中国、パキスタン国境よりの辺鄙な地域までとてもまめに回っている。おなかを悪くしたり、高地では高山病になったりしてそれなりにたいへんそうだが、とても精力的にいろんなところを歩き回っている。中谷美紀は生活力あるなあ。というか、インドの一人旅は生活力のある人でないと、とてもムリだということがこの本を読んでよくわかった。また中谷はインド滞在中、ベジタリアン生活をしていたそうだが、野菜しか食べない生活をしているとスープから肉の臭いがするだけで生臭くて食べられないのだという。ほかにもいろんなものを売りつけられたり、パスポートと財布を盗まれたり(!)、バックパッカーといっても安全なところで歩き回っているのとは訳がちがう。しかし、読了してみるとちょっとだけインドにいきたくなっているところがなんともいえないけれど。