大植英次/ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー ワーグナー演奏会

指揮　大植英次
管弦楽　ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー

ワーグナー
「リエンツィ」序曲
ジークフリート牧歌

「ワルキューレ」第一幕（演奏会形式）

ジークムント：ロバート･ディーン・スミス
ジークリンデ：リオバ・ブラウン
フンディング：クリストフ・シュテフィンガー

（アンコール）
「ワルキューレの騎行」
「ジークフリートの葬送行進曲」

リエンツィはやや調子が出ていないように感じたが、ジークフリート牧歌はよくまとまっていた。ワルキューレは非常によかった。歌手は三人ともかなりの水準までいっていた（特にフンディングはよかった）し、オーケストラも十分鳴っていた。ワルキューレは1月にゲルギエフ/マリンスキー歌劇場で聴いたが、それと同等以上によかったかもしれない。客の反応もよかった。指揮者にもそれが通じたのか、普通はアンコールで２曲もかからないような贅沢なものをやってくれた。ジークフリートの葬送行進曲はホール全体が鳴り響いていた。とてもよい気分で家に帰ることができてうれしかった。