奇想の系譜
「奇想の系譜」江戸絵画ミラクルワールド、東京都美術館
東京都美術館にかかっている、江戸絵画の展覧会。岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳、白隠慧鶴、鈴木其一が並んでいる。これらの人々に注目した最初期のひとりが辻惟雄で、その著書が「奇想の系譜」なので、タイトルはそこから。
東京都美術館が性根を入れて集めているので、非常に豪華な展覧会。並んでいる絵にハズレがなく、ほぼ全部傑作。これをかき集めてきたことがすごいと思う。来年になったら、大阪の国立国際美術館に巡回するということだが、ここでみておいてよかった。
シルバーデーということで、65歳以上の客はただで見られる日。ただでさえ、老人ばかりなのに、あえて老人を無料にする意味がわからない。まあ、もっと昔、老人が少なかった時にこういうことを思いついたので、都立美術館はやめられずに続けているのだと思うが。
帰りにさんざん物販コーナーで買い物をして帰ってきた。図録も買っておけばよかった。