短歌という爆弾
穂村弘『短歌という爆弾 今すぐ歌人になりたいあなたのために』小学館、2013
穂村弘の短歌論。まあ、これはよくわからない。
実作例を出して、著者が批評したり、改作したりしているのだが、批評はまあ多少は納得しないこともないが、改作してほんとうによくなっているのかどうかということがわからない。
同人誌をつくったり、仲間を見つけて歌会を開くことが重要だと言っていて、それはわかるが、センスの合わない人がいたら歌会はそれだけで苦痛だろう。フィードバックはあったほうがいいと思うが、それは相手次第。客観的な基準というものがあるわけではないと思うので、文句をつけられて、納得行かないことも多いと思う。
著者が職属している短歌会は、会誌を月一回出している。歌会は東京と名古屋で月一回。「社会性に難のあるタイプが多い」とか、「水面下では複雑な恋愛関係なども発生」とかあるので、まあそんなものでしょう。それでも月一回、このために集まれることがすごい。
詩作など、ほんとに趣味でしかないから、そういうものだろう。とりあえず、自分には詩作はムリ。