妻のトリセツ

黒川伊保子『妻のトリセツ』講談社+α新書、2018


黒川伊保子の新著。しかし著者ではなく、援助者となっており、あとがきを読むとライターの書いた原稿に手を入れて監修した程度とも言える。実質的にはこの人は科学者と言うよりは、エッセイストみたいなもの。

しかしそれはそれとして、この本に書いてあることが経験的にはあたり。科学的にどのくらい確実なのかどうかはともかく、人の心理はおおよそ正しくついていると思う。まぁ簡単に言えば、人の行動から人の心を察して行動をしろと言う話。

とは言え、ここに書いてあるような事は基本的には相互作用であって、相手の出方次第。男女の違いがあることがわかるが、この相互作用の要素を抜きにして、一方の傾向だけでどのぐらい確実なことが言えるのかどうかはわからない。実用書としてはよく書けていると思う