北朝鮮発 第三次世界大戦

柏原竜一『北朝鮮発 第三次世界大戦祥伝社新書、2018


最近、比較的よく見かける著者の本。2018年はじめに出たので、その後の急展開はこの本には載っていない。

北朝鮮問題だけでなく、アメリカの政権内部の事情や中国、ロシアの事情についても書かれているので、その分北朝鮮問題に特化している本ではない。また、新書にはめずらしく、注がついている。これは著者が業績にしたいのか、何かの理由があるのかはわからない。

ざっと読んで、個別の国の事情については、学ぶところがある本だと思う。注がある部分については出典を確認できるので、その分信頼性はある。ただ、この人の他の本を読んでいないのと、この本の地域専門家からの評価がわからないので、どこまで信じていいのかは微妙なところ。

飛ばし読みでいいので、おもしろい情報が少し出ていればよし。値段分の価値はある。