花子とアン 第20週

花子とアン」第20週、「海にかかる虹」


この週が、息子の歩が死ぬ週。しかし、このエピソード、水曜日の回に来ていて、あっという間に死ぬ。その後の木曜日、金曜日で立て直し、土曜日には、醍醐と兄の吉太郎のデート、地主の武が醍醐に結婚を申し込む(ような芝居をする)くだりと、結局吉太郎が醍醐に結婚を申し込む話が入って、この週がお通夜で終わらないようにしている。

歩の死は、前週までの歩のエピソードや、月曜日と火曜日に歩が「海に連れて行って」とせがむ話、その懇願が歩が死んだ後で、海に虹がかかることで回収される話で、完成度高い。この話を適当にすませることはできないので、ちゃんと書いているに決まっているが、歩が話のじゃまだと思っていた自分も、そういうことを思って悪かったと思うくらいの出来。

恋愛ドラマから離れたくないようで、醍醐と吉太郎の話は無理に押し込んだような勢い。土曜日がちょっとほっとするので、いいけど。