ドキュメント72時間 スペイン・カナリア諸島 マグロ漁師の短いバカンス

ドキュメント72時間」、「スペイン・カナリア諸島 マグロ漁師の短いバカンス」


これ、本当にカナリア諸島まで行ってマグロ漁船の乗組員を取材。ここは日本漁船がいるのだ。マグロ漁船って、大西洋まで行って魚を取り、ここに寄港して休憩。

釜石からカナリア諸島まで、こんなに行っている。乗組員が「許可なく撮るな!」と叫んでいるが、「NHKです」とクルーが言うと「じゃあいいよ」となっている。日本船といっても、全員日本人ではなく、インドネシア人とか、いろいろいる。

当然日本船だけでなく、各国の船がいて、乗組員の国籍などバラバラ。乗組員は陸に上がりたい人とは限らず、港でもけっこう船に乗ったまま。頼りにしているのは家族の送ってくる動画とかそういうもの。乗組員はなるべくお金を節約したい。家族への送金を増やすため。

マグロ漁船なのでさすがにあぶなく、手首の動脈に近いところに大きなキズがある乗組員とかがいる。ここに日本船が立ち寄るようになって50年。もうここで人間関係ができており、現地の友だちがいる人がいる。スペイン語と日本語を混ぜてしゃべっている。

船の食事ではマグロがじゃんじゃん出ている。カレーとかもあるので、いつもではなさそう。日本風の居酒屋もあり、出てくるのは日本のビールと和食。店の名前は「銀座」で、韓国・日本料理屋だって。

あと、子供が乗っている。17歳とか。中卒マグロ漁船員て・・・。新人が入ったのは16年ぶり。18歳で児童養護施設を出たという人もいる。陸の仕事だと自分が弱いからできない、船は逃げられないからできるという。

この番組でも屈指のすごい回。やはり変わっている人はおもしろい。