100分de名著 陳寿”三国志”

「100分de名著 陳寿三国志”」第3回、「孫権


この回は孫権。これも地縁を武器にして、名士との関係を築き、英雄になった人。孫堅は名をあげたが、戦死。渡邊先生、孫堅のことを「パパ堅」とか言ってる。この孫堅も、基本的には漢室支持で名を挙げた人。「漢室匡輔」で名士の支持を得た人。

孫策は、袁術についていたが、袁術が逆臣になった時に、それを捨てる気概があった人。

孫権は、その二人を継いで、自分の帝国を建てた人。それを支えたのは魯粛。天下三分の計をはじめて建てた人。一方で、諸葛亮の天下三分の計は、あくまで漢室再興のための手段。魯粛の方が革新的だということ。

そして赤壁の戦い。もちろん諸葛亮は何もしておらず、主役は黄蓋。10万本の矢を借りるという話もないし、東南の風を借りる話もない。孫権の勝因は、曹操の降伏工作を切り抜けて戦いを続けられたこと。それができたのは、孫権と名士の信頼関係。

伊集院光はいいこと言ってるわ。また、美周郎の話が正史に出てくるという話もあった。やっはり正史を読まないと。