真田丸 #38

真田丸」 #38 「昌幸」


九度山に蟄居となった真田家。ついてきたのは、きりと、春だけ。きりは、あいかわらずピント外れな発言をして、春にはバカにされている。春は、死んでしまった梅に嫉妬を隠せない。しかし、春には信繁との子ができた。

徳川家康征夷大将軍になった。昌幸は、赦免を期待して信之経由で家康に嘆願を出すが、家康は拒否。将軍職を秀忠に譲った時にも嘆願するが、「二度と耳に入れるな」と言われてしまう。昌幸も赦免の望みを失っていく。

九度山を訪ねてきたのは、板部岡江雪斎。氏直の菩提を弔うと言っているが、実は信繁の野心を知っている。昌幸の老いは進んできて、もはやまともな策も出ない。 本多忠勝も、引退死去。

加藤清正は、成人した豊臣秀頼を家康に会わせようとする。会見の条件は、秀頼が二条城に出向くこと。秀頼は立派な大人になっていて、家康も頭を下げざるを得ない。家康は何としても、豊臣家を潰すことに決めた。加藤清正は、一服盛られて殺された。

昌幸は、信繁に兵法書を渡し、豊臣と徳川の戦での策を授けてから、「お屋形様」と言って死ぬ。



九度山での蟄居生活が一回で終わるとは知らなかった。この回一度で、10年以上時間が進んでいる。昌幸がいきなり殺されたのにもおどろいた。確かにだらだらと昌幸が生きているより、サクッと死んで、信繁を完全に主役に立てたほうがいい。やっぱりおもしろい。