真田丸 #28

「真田丸」　#28 「受難」

秀次は京を出奔し、大坂城へ逃げた。そこできりに泣きつく秀次。信繁の「すぐ戻れ」という説得にも耳をかさない。信繁は、「流行病」ということにしてごまかそうとするが、秀吉に呼び出される。

秀吉の用事は、信繁に大谷刑部の娘を娶れというもの。石田三成は、その後信繁を呼んで、「すぐに秀次出奔のことを秀吉に報告しろ」と命じる。もはや秀吉もこのことは知っていた。秀吉は、秀次を許すつもりだったが、秀次は高野山に逃げた。

付き従っているのは、真田信幸。愚痴を言い合う二人。追いかけてきた信繁は、大坂に戻るように言うが、秀次は、もはや進退窮まっていて、いうことはきかない。秀吉は、「謀反の疑いで蟄居。後で疑いが晴れたことにして呼び戻す」という処分を出すが、それを聞く前に、秀次は勝手に自害してしまう。

秀吉は結果を聞いて逆上し、秀次は自分の命で切腹したことにさせ、首を三条河原にさらし、妻子もすべて斬らせる。

信繁は、隠し部屋に秀次の娘の一人が隠れているのを見つけ、秀吉に「側室にしたいから助命してくれ」と頼む。秀吉は、その娘を仏門に入れるように言った。信繁は、万一を慮って、娘を呂宋助左衛門に頼んで、国外に連れ出すようにしてもらう。

秀次切腹事件をこのドラマではこのように解釈したという話。これはいくらなんでも無理ありすぎ。無理は無理だが、この話の世界では、強引でも説得力があればいいことになっているので仕方ない。最後に呂宋助左衛門を松本幸四郎で出してきたのには笑った。もう「黄金の日日」から、38年たっている。このドラマ、飛び飛びにしか見ていないので、内容よく知らないのだが・・・。