ヒトラー 最後の日々

BS世界のドキュメンタリー」、「ヒトラー 最後の日々」、NHKBS1、2016.6.16


これは「リアル版 ヒトラー最期の12日間」。この映画のもとになった、最後の時期にヒトラーの地下壕にいた人々の証言の記録フィルム。

フィルムの出所は、ヒトラーが確実に死んだことを確認するための連合軍による関係者インタビュー。登場しているのは、秘書のユンゲ、陸軍少佐ヨハンマイヤー、陸軍少佐ローリングホーフェン、エヴァ・ブラウンの姉、付添婦、報道官、召使、ヒトラーユーゲント指導者のアクスマン、運転手ケンプカ、警備兵カルナウ。

実際の証言フィルムと、「ヒトラー最期の12日間」のフィルムが交互に映るので、現実感はマックス。証言はみな淡々と行っていて、感情的な態度を取る人はいない。証言は、戦後まもない時期(1948年まで)に録画されたもの。

帰ってきたヒトラー」の映画も公開されるので、「ヒトラー最期の12日間」はやはりもう一度見ておかなければいけない。番組の最後に地下壕の跡地が駐車場になっているところがちらっと映る。