庄司紗矢香 無伴奏ヴァイオリンへの誘い

庄司紗矢香 無伴奏ヴァイオリンへの誘い」


J.S.バッハ/幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542 (J-F. ヌーブルジェ編)

バルトーク無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117

細川俊夫/ヴァイオリン独奏のための「エクスタシス」(脱自) (2016)

J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004

ヴァイオリン:庄司紗矢香

広島JMSアステールプラザオーケストラ練習場、2016.6.4



庄司紗矢香のリサイタル。ピアノ伴奏なしのヴァイオリン1本だけ。しかも、このオーケストラ練習場というのは箱として小さく、200人ちょっとしか入らない。チケット代安いので、早々に完売していた。なんとかチケットをとって、行ってきた。

聞いたことがあるのは、最後のバッハの無伴奏パルティータ第2番だけ。あとは知らんわ。しかし、いい曲だった。

1曲めは、オルガン曲をヴァイオリン用に直したもの。編曲者は庄司紗矢香ご本人の知り合い。2曲めは、バルトークだが、かなり脱落しそうだった。

3曲めは、細川俊夫の委嘱作品。ナイフで音を切り落としたような曲。これはこれであり。4曲めは、なじみなので、さくっと聞けた。

演奏の後で、庄司紗矢香と作曲者の細川俊夫の入ったトークタイムがあった。庄司紗矢香は体調悪いらしく、サイン会も中止にしていたくらいなので、蚊の鳴くような声しか出ておらず、よく聞き取れなかったところが多かった。細川俊夫の話は非常によくわかった。

このリサイタルのチケットは2500円。激安だ。現代曲1曲なら(あまり長くなければ)なんとか聞ける。慣れていない曲でもちょっとずつ慣れるといいな。