真田丸 #17

「真田丸」#17 「再会」

信繁は、秀吉が家康に出した真田討伐令に文句を言うが、無視。しかし、その後、秀吉から「すぐ後で、討伐令を取り消す書状を出した」と言われる。これは徳川を試すためのもの。

秀吉は好んで見ている出雲阿国の舞を見せるが、その女たちの中に、本能寺の変のどさくさで崖から飛び降りたはずの姉、松だった。しかし松は記憶がなくなっていて、信繁のことがわからない。

徳川は出兵を取りやめるが、上洛しようとしない。秀吉は人質に母のなかを送る。加藤清正と福島正則が石田三成にねじ込んで来るが、三成はまったく相手にしない。お互い、また仲が悪くなる。

徳川家康はとうとう上洛することになり、信繁が家康の説得をさせる。秀吉はその従者のようなふりをして、ついてきて、途中で飛び出して家康に翌日の謁見で芝居をしてくれるように頼みこむ。芝居は無事に終わった。

この回で、石田三成と加藤、福島の対立と石田の人望の無さが露骨に見せられ、真田昌幸の勘がほぼポンコツになっていることも晒された。ここまでかけて、主役が移ってしまったことを上手に描いた。信繁も豊臣政権内部のことがよく見えておらず、視聴者にはその部分は少しずつ明かされるだけ。さすがだわ。