クローズアップ現代 テロ”拡散”時代 世界はどう向き合うか
「クローズアップ現代」、「テロ”拡散”時代 世界はどう向き合うか」、NHK総合、2016.3.16
この回は、「テロ」。組織の命令ではなく、過激思想に感化された人間が勝手に行うローン・ウルフ型のテロの話。
アメリカ、それも田舎町のサンバーナディーノで公務員夫婦がテロを実行。犯人は、イスラム教徒。インターネットで「アラビア半島のアルカイダ」のサイトを見て、爆弾を作った。「少人数が自発的に行う個別テロを起こせ」というのが、サイトの内容。欧米社会をパニックにさせることが目標。
犯人は、職場の同僚がイスラム過激思想の悪口を言ったことで、同僚を射殺。
ゲストは東大の池内恵で、「世界観によるテロ」と言っている。それが「グローバル・ジハード」だというのだが、どの程度の人にどのくらい訴求力があるのか、短いコメントだけではわからない。
モロッコで穏健なイスラム教指導者を育成する努力をしているビデオを映しているが、そんなことはモロッコでは通用しても、エジプトやパキスタンやシリアやトルコで通用するのか?それにさっき、犯人はインターネットに感化されたと言っていたのでは?
20年かかって、過激思想をやめた元聖戦士の紹介もしているが、反省するが1人出る間に、過激思想に傾く人が何人出ているのか?
過剰反応はよくないですよというのはわかるが、基本的に、テロリストの作戦は成功しているとしか見えない。