クローズアップ現代 ”仕事がない世界”がやってくる!?

クローズアップ現代」、「”仕事がない世界”がやってくる!?」


今週で、「クロ現」の国谷キャスターの出演はおわり。この回は、機械の進歩で、雇用そのものがなくなるという話。

ウーバーその他のオンデマンド・エコノミーのおかげで、仕事がどんどんなくなり、生産性の上昇が雇用の増大につながらなくなっている。労働力需要そのものが減少するので、特に低賃金の仕事はなくなり、所得格差も拡大。

ワークシェアリングで雇用を守っているという北欧の例が出ているが、単位時間あたりの給与が変わらなければ、どうやって給与水準を維持するのか。労働生産性が上がらなければ、機械で代替するんじゃないのか。

スイスでのベーシック・インカムの話も出てくる。成人1人あたり月30万円、未成年者だと7万円を支給すると言っている。今年の6月に実際に国民投票にかけられる。しかし税金どうするのか。この制度で税制をどうするのかについてコメントがない。世論調査でも、現時点では反対多数。

ゲストは千葉大広井良典で、労働生産性ではなくて環境効率性を重視しろといっているが、???としか思えない。いままでの社会政策の歴史を見れば、資本主義の修正もおかしくはないと言っている。しかし、それだけ言われても、これで社会は成り立つのか?

機械のおかげで、雇用がなくなるという「事実」を無理やりBIとかなんとかの明るい話に持って行こうとしているとしか思えないが・・・。