新・牡丹と薔薇 39話

新・牡丹と薔薇」39話


ヨナコが、大隈社長に「瑠璃は、社長の子ではなくて、綱輝の子に違いない」と吹き込んだ。「ウグイスじゃあるまいし、自分の巣に産み付けられたホトトギスの卵を育てるってわけにはいかないんじゃありません?」だって。根拠は、「私の直感」といういい加減なもの。

疑惑を吹きこまれて、社長の態度は微妙に。ヨナコが医者に行って調べてもらえというので、社長は医者で精子を検査。「精子無力症」なので、子供はできない。富貴子が妊娠した5年前から変わったということはないと断言される。社長大ショック。

ヨナコは鬼の首を取ったようになっているが、社長の怒りもたいへん。しかし母子を追い出すのは世間体が悪いからしないらしい。「必ずこの落とし前はつけさせてやる。おなごにはおなごの落とし前の付け方があるはずや」だって。

社長の富貴子と瑠璃への態度は豹変。富貴子にお茶をぶっかけ、「下手な芝居しくさって!あの子の父親を共有しようっちゅうわけかいな!」と叫んで、ハサミで牡丹と薔薇の絵を傷だらけにする。

ヨナコは、美輪子のローズガーデンに出かけて綱輝と美輪子の関係を「偽装結婚でしょう!」と追及。美輪子は社長の家に出かけて、「瑠璃が危ないから」と子供を自分の家に連れて行く。さらに綱輝を呼んできた。

大隈家には、柔道着を着たデブ男、社長の甥の伸介というのが現れた。大隈家に居候するらしい。「こいつ、大学時代から柔道やってるから、わしみたいな種なしぶどうやない。セックスも強いで」って、甥を富貴子への種付けの道具にするらしい。


次回予告。甥が富貴子に襲いかかるが、吉田家の池沼、杉彦が甥を成敗するらしい。杉彦、大活躍。