新・牡丹と薔薇 36話

新・牡丹と薔薇」36話


通夜、葬儀、初七日が終わって、やっと再会する富貴子と美輪子。美輪子は、富貴子に九品仏の家に帰ってきてと頼む。

ところが崑一には莫大な借金があり、自宅もローズガーデンも全部担保に入っていた。自宅だけは崑一の生命保険で助かるが、それ以外は一文無しになる。美輪子は、ローズガーデンを売るという話ががまんできない。「わたしは、薔薇の妖精として、看板娘として育ってきたのよ!」って、この期に及んでなに言ってるの?

ローズガーデンでワインのイベントをしている美輪子のところに、ヨナコが来た。カネのありそうなオヤジ(大和田伸也)を同伴。金融屋の大隈社長だ。美輪子は、気持ち悪がって逃げるが、大隈は蛇のような目で美輪子をなめまわす。

富貴子がひさしぶりに九品仏の家に戻ってきた。美輪子は家を売ってローズガーデンを残せとムチャなことを言っている。眞澄は銀行の勧めどおり、ローズガーデンを売って何とか食べていこうという。

そこにヨナコと大隈がやってきた。眞澄は目が三角になるが、大隈が家を8億円で買うというので、態度がぐにゃぐにゃになる。家を大隈に売れば借金を全部返せるのだ。しかしそれには条件があり、美輪子が大隈のヨメになるというもの。

眞澄はいきりたつが、ヨナコと大隈が「結婚するか、ローズガーデンを売るか、ふたつにひとつ」と説得。美輪子は、「人身売買じゃないの!」と叫んで逃げてしまう。しかし大隈は、美輪子じゃなく富貴子でもいいらしい。

美輪子はカッターで手首を切ろうとするが、富貴子が止めた。富貴子は美輪子を救うために、自分が犠牲になる決意をする。そこでまた変な歌が流れてきて・・・。「わたしたちはただの姉妹じゃないわ。世に選ばれてある牡丹と薔薇の姉妹なのよ」。

前回富貴子と美輪子がウェディングドレスを着ていたのは、窮地に立たされた富貴子の妄想。

次回予告では、富貴子が偽装結婚を企むことになってる。そんなのうまくいくわけないと思うけど・・・。