新・牡丹と薔薇 34話

新・牡丹と薔薇」34話


マダムヨナの店に駆け込んできたのは眞澄。崑一は、眞澄が富貴子とグルになって小日向家を乗っ取ろうとしたと疑っている。眞澄は混乱。崑一は猜疑心の固まりになっている。

帰ってきた富貴子に眞澄は午後の出来事を黙っているので変な雰囲気が。崑一が帰ってきたが、こっちも様子が変。崑一は、美輪子がいないうちに富貴子に出て行けと言おうとするが、眞澄が必死で止める。

翌朝早起きして、蒲田の実家に戻った富貴子。しかしその後を崑一がつけていた。富貴子を難詰する崑一。吉田家の養親が出てきて驚愕している。

「何か富貴子にご不満なことがあるんでしょうか」と舐めた口調の吉田父。吉田母は、「お宅の美輪子っていうわがまま娘が」といらないことを言い、池沼の杉彦が帰れ、帰れとわめいて、小麦粉をぶっかける。「二度と小日向家の敷居をまたぐことはならん!美輪子とも姉妹の縁を切ってもらう」と叫んで飛び出す崑一でした。

美輪子は「おねえちゃまに連絡がつかないの」と必死になっているのに、事情を知っていて黙っている眞澄と萌え萌え萌子。眞澄は他人事っぽいわ。

美輪子からは天ぷら屋にじゃんじゃん電話がかかってくるが、富貴子は電話に出られない。さらに翌日、美輪子の部屋に引っ越し屋がやってきて、富貴子の荷物を運び出す。眞澄が説明しないので、美輪子は泣き出すばかり。崑一も、「おそろしいことなんだよ」というだけ。しかし美輪子は事情は察しているので、自分から理由をズバリと指摘。崑一は涙にくれるが、富貴子を許してあげてという美輪子の頼みは断固ことわるのだった。


「亡くなったぼたんの魂は富貴子に乗り移ってるのに。わたしたちを引き裂くことなんて、誰にもできやしないわ」というのが美輪子のセリフ。

次回予告、崑一死んでるわ。そんなバカな。