真田丸 2話

真田丸」2話、「決断」


前回と同様、というか前回にまして微妙な展開。

新府城に人質になっていた、信幸、信繁と昌幸の母と妻らは、わずかな兵で岩櫃城へ逃げ戻ろうとするのだが、野盗に追われて簡単にはいかない。輿を捨て、衣をすて(そんなの持って逃げるな)、いろいろと苦労する。

途中で小山田信茂の兵が助けに来たと称して一行を送っていくのだが、実は織田方に一行を引き渡すつもり。それに気づいて斬り合いになるが、そこに危ないところで昌幸の兵が駆けつけて、難を逃れる。

武田勝頼はわずかな兵と逃げたが、結局自害。小山田信茂は、織田信忠のところに降伏して出るが、不忠をとがめられて斬られる。

昌幸は、武田家滅亡後、上杉、北条のどちらにつくかを図りかねているが、けっきょく織田に降伏することにした。


話はこれだけだが、ほとんどの場面が軽い、コントっぽい演出。というより脚本段階でそのように作られているので、コントにせざるを得ない。「新・牡丹と薔薇」だったらそれでいいが、これは大河ドラマでしょ。この調子で1年間やるのかなあ。

武田勝頼の自決とか、シリアスな場面もなくはないのだが、コントみたいなドラマにシリアスな場面がたまに入っても、あまりシリアスさが出ないのだ。「新選組!」はそんなムチャなことはやっていなかった。コントとしては、それなりにきちんとできているので、当分は見るけど、大河ドラマってもっと他にやりようがあるのでは?