2016-01-02 ヒットラー 第2部 テレビ番組 #ドラマ番組 「ヒットラー」第2部、「独裁者の台頭」 TVムービーの後半。ミュンヘン一揆で入獄してから、長いナイフの夜、ヒンデンブルグ死亡あたりまで。 こっちはヒトラーとめいのゲリ・ラウバルの関係にけっこう時間を割いている。ゲリとの関係は恋愛というよりは、とにかく他人が思い通りにならないとがまんできないヒトラーの一方的な感情だけ。ゲリは耐えられなくなって自殺。 ヒトラー本人にずっと焦点が当たっているので、他の人物、特にナチ党幹部とヒトラーの関係は薄い描き方。ちょっと強調されているのが、レームだが、大したことはない。 それよりも政権掌握前夜での、ヒンデンブルグ、シュライヒャー、パーペンとのやり取りの方がおもしろい。ヒンデンブルグ役はピーター・オトゥール。これはさすがの貫禄。 あまりお金がかかった作品ではないので、ナチ党員の大集会とかはない。それでも、登場人物の衣装はきちんとしており、セットも安っぽくない。ドラマとしてよい出来。