あまちゃん 136-138話

あまちゃん」(第23週「おら、みんなに会いでぇ!」)136-138話


アキが「北三陸に帰りてぇ」と言い出すと、春子は、「あんたはやりたい放題、それに全部中途半端、ここやめたらB級アイドル」と突っ込む。黒川は、「3人で過ごせて楽しかった」と話すが、結局春子は「好きにしなさい」と言い放つ。春子は、アキといっしょに北三陸に帰るつもりだが、アキは「鈴鹿さんが心配だから、ここに残ってけろ」というので残ることになる。

アキは関係者にあいさつ回りを始める。鈴鹿ひろ美、太巻、GMT5、みんなに惜しまれるが、最後にバスのりばまで送りに来てくれるのは種市。

アキが北三陸に帰ると、町は以前よりも閑散としていて人がいない。観光協会無人。北三陸駅にも誰もいない。アキはホームできつねと遊ぶ。それを見ていたのは吉田くん。

アキは、ユイと過ごした日々を思い出すが、袖ヶ浜の駅では漁協のみんなが待っていた。安部ちゃんがメールで知らせていたのだ。袖の人々は前より明るくなっていた。しかし、人間は元気だが、家は全壊してみんな大変。何より夏ばっぱがいない。

浜にアキが出かけて行くと、夏ばっぱが海に潜っていた。来週が海開きなのだ。

アキが懐かしいから海女カフェに寄りたいと言うと、「アキちゃんが懐かしいと思うものは、もうねえよ」と言われる。実際に海女カフェはがれきの山。アキはがれきの下にアキとユイの顔が描かれた看板を掘り出す。

夏ばっぱは、「自然のいいとこばかり利用するのは人間の傲慢さだ」とアキに言う。アキは、「海女カフェ、復活させっぺ」と言い出す。

アキはユイのところに行く。ユイは週3でスナックに出て、ダサい彼氏を作っていた。アキは「ここが一番いいべ」と言い、ユイは「一生ここから出ない」と宣言する。

翌日、7月1日の海開き。復興支援も兼ねたイベントになり、海女姿のアキのところにはたくさんのファンが押し寄せる。


地震の週だったが、後半がさすが。その週のうちに再建に向かって立ち上がるところまでちゃんと描いている。夏ばっぱの言葉も、アキの反応も、地震ショックを受け入れて、その次に行けるように描かれている。初回の放送当時も、この週の放送に感動していた人は多かった。いま、見られてよかったわ。