遠山の金さん捕物帳 2話

「遠山の金さん捕物帳」2話、「吹矢場にいた女」


これは9月23日から、時代劇専門チャンネルで放送しているもの。第1話は見逃したので死にたくなったが、1話だけは再放送するらしい。よかった。NET=テレ朝金さんの第1シリーズ。「金さん」は全部で804回あるが、全部やるのだ。ありがたい。

「金さん」は、いくつか見たが、圧倒的に印象に残っているのは、この中村梅之助のシリーズ。やっぱり梅之助はかっこよかったし、奉行になってからと、遊び人の対照もよかった。この後は、市川段四郎橋幸夫杉良太郎高橋英樹松方弘樹松平健と続く。全部はみてないけど。

子供の頃に見ていた時は再放送だったからかもしれないが、冒頭の主題曲「遠山の金さん」が、インストゥルメンタルだ。知らんかったわ。歌は同じメロディだが、エンディングでかかる。

この話は、金さんが近所にできた吹き矢場(射的場)に行ったら、そこのおやじが盲人(見明凡太朗)。おやじはもと金細工師で、ニセ小判の鋳造にかかわっていた。それをやらせていたのは、悪商人。用心棒として雇われていたのが、中山仁。おやじの娘に村松英子が出ていて、けっこう豪華なキャスト。

レギュラーで蔵忠芳が出ていたのはおどろいた。もちろん子役。奉行所の役人はまだレギュラーになっておらず、端役扱い。中村靖之介や今村民路ら、前進座の役者も出ていない。この蔵忠芳とお光(水原麻記)らがレギュラー。話の構成、特にお白洲での金さんのセリフ、しぐさは完全に完成していて、記憶にあったのと同じだ。梅之助のセリフはキレがいいわ。

話もおもしろいし、これは記憶に残っているのも当然。見たいけど、この梅之助版金さん、全部で169話ある。みんな見るのは無理。つまみ食いで、ぼちぼち見なきゃ。