あまちゃん 106-108話

あまちゃん」(第17週「おら、地元に帰ろう!?」)、106-108話


GMTのデビュー曲の録音には春子がついてきた。アキが音を上げるほど練習させてなんとか収録。

アキが夏ばっぱに電話すると、ユイが海女になるという驚愕の事実が判明。アキはびっくりして、「無理してねぇか?」と聞くが、ユイは「ちょっとくらい無理しないと変わんないから」と意思が固まっていることを告げる。

しかし肝心の「地元に帰ろう」の録音を太巻に披露する場面になると、「引っ掛かりを感じない。単なる普通。ユーザーはそういうものにカネを落とさない」と一蹴される。春子のところに送られてきたデモCDを聞いて、春子は呆然とする。

太巻は、GMTの振り付けを自分でつけている。そこに乗り込んできたのは、春子。「こんなのうちの娘の声じゃない」というクレーム。パフューム並に音声を加工していたのだ。春子は、「音声の加工に本人の了承を取っていない」と太巻に詰め寄る。

現場には、取材のカメラが入っていた。春子が「鈴鹿ひろ美」の名前を出した途端に、太巻はカメラを止めさせ、関西弁で春子を恫喝。春子も激しく言い返し、アキを連れてスタジオを出てしまう。

アキは春子について出ていくか、GMTに残るか、ギリギリまで迷うが、自分は出て行くが、GMTをデビューさせるように太巻に頼んでくれと、水口に土下座してそのまま出て行った。

春子はアキに「絶対あたしがアイドルにしてやるから」と宣言するが、もちろんあてがあるはずがなく、アキは結局合宿所を出て、喫茶「アイドル」でバイトになる。そこを水口が訪ねてきた。

水口は、太巻に「天野の代わりはいない」とたんかをきって出てきたことをアキに話す。アキは、北三陸には簡単には戻らない、もう少しママを信じてこっちで頑張ると水口に答える。

春子と黒川は、一生懸命アキを売りだそうとする。春子の案は「アキを売り出すための会社をつくる」。



この週は、これまでの放送の中でも屈指の傑作。太巻、春子、水口の3人の絡みの緊張感といい、ユイがアキに「どこでも、何をしていても、アキちゃんがアイドル」と話す場面の盛り上がりといい、もう呆然。