他人の時間 TME OF OTHERS

「他人の時間 TIME OF OTHERS」、東京都現代美術館、2015.6.21


山口小夜子といっしょにやっていたもうひとつの特別展がこちら。これはこの美術館と、国立国際美術館シンガポールとオーストラリアの美術館の共同制作で、アジア、オセアニアの作家の作品を並べてある。タイトルは、「他人とのつながり/断絶」みたいなことで、政治的、社会的観点からの作品が多い。

フィリピン革命以前の政治運動のポートレート、ただし政治的スローガンは全部消してあるという、キリ・ダレナの写真、ひたすらアメリカ軍のポートレート(非常にキレイ)をとりまくっている、アン・ミー・レーの写真はおもしろかった。

しかし、これは説明が必要な展覧会。ギャラリー・トークが15時からあることになっていたのだが、時間が合わなくて断念。しかも先週は、アン・ミー・レーご本人が美術館に来てしゃべっていったのに。田舎から行くと、いろんなことの都合が合わないのだ。いろいろと不便。

ついでに、美術館の入り口で、この秋にやるという、「オノ・ヨーコ展」の関連企画をやっていた。好きな日にちを紙に書いて渡すと、それをタイプライターで打って、紙に包んで入れてくれる。それをその日付まで自分で持っていろというもの。何なのかよくわからないが、おもしろそうなので参加してきた。