マッサン スピンオフ「すみれの家出」

「マッサン スピンオフ すみれの家出~かわいい子には旅をさせよ~」、NHKBSプレミアム、2015.4.25


「マッサン」のスピンオフドラマ。主役はマッサンの妹すみれ(早見あかり)。スピンオフなので、ギャラの高そうなキャスト(ピン子、前田吟、鴨居の大将ほか)は出てこない。西川きよしはちょっと出た。すみれと、こひのぼり回りの人々が中心で、マッサンとエリーの出番は少し。ただし、エリーは大事な役で出てくる。脚本は、羽原大介ではなく、坂口理子という別の人。

マッサンが山崎の工場長になって、養子のエマが家に来た頃、すみれが家出して大阪に来て、たまたま「こひのぼり」に立ち寄ってしまい、お金がないので、住み込みでやっかいになる。マッサンは自分の家に住むように言うが、すみれは拒否。

すみれの家出目的は、女学校の教師山村(須賀貴匡)が言ったことをひるがえして、大阪に行ってしまったことが許せないというもの。とはいえ、本当の理由は山村に惚れていて、後を追いかけてきた。

英一郎が鴨居商店で劇団を作ったというので、そこの「ロミオとジュリエット」をみんなで見に行き、愛の深さについて考えるすみれ。そこに、山村の結婚相手がやってきて、すみれは自分の山村への愛が自己中だったことを知り、スッパリとあきらめて、迎えに来た番頭の島爺といっしょに竹原に帰っていく。


スピンオフにしてはまあまあおもしろかったし、早見あかりはよかった。顔が可愛いし、前を向いているまじめな感じがよい。ももクロの時からそうだが、伸びしろのある女優。翌週は、江口のりこを主役にして、北海道編のキャストを中心にもう1本スピンオフをやるので、そっちも見る。