マッサン 142-144話

「マッサン」、142-144話


余市にいきなり、前田吟西田尚美がやってきた。もちろん、悟と会うため。しかし、悟も、帰国船が北海道についたとしても、一番に行くべきは竹原の実家だから、余市の叔父のところに逗留するのは変なのでは?

ここの会話では、すみれ(早見あかり)も結婚して、エリーと連絡をとっていることになっている。せっかくだから早見あかりも出せばいいのに。

竹原の亀山家は、出征した蔵人が帰ってこないので苦労している。悟に後を継がせるつもりなのだが、悟はここに残ってしばらくマッサンの仕事を手伝いたいと言い出す。俊夫が「ウィスキーづくりを覚えることは、酒づくりにも役に立つ」と口添えして、悟は残ることになる。

マッサンは新しくつくる三級酒にはエッセンスも着色料も入れないと言い出す。一人で苦心しているところに、前田吟が研究室を訪ねてくる。マッサンが「おやじはうまい酒をつくるために、どうしていたのか」と尋ねると、前田吟は「キモをつかむ」と言う。たまたまコメを替えたら、いいものができたという。

マッサンは、若い原酒から選びなおすことで、原酒5%以下でも、うまい三級ウィスキーを作れるはずと思い直す。選んだ樽は、一馬が仕込んだ大麦でつくった原酒だった。

マッサンは三級ウィスキーを完成させて、問屋を集めて試飲会を開く。問屋の評判は上々。そこに、大阪の百貨店の社長(オール巨人)がやってきた。オール巨人が、「今の日本で一番うまい三級ウィスキー」と太鼓判を押す。

悟は、竹原には帰らず、余市でウィスキーづくりを学ぶと言い出す。西田尚美は文句を言うが、前田吟が「気にしないで、自分のやりたいことを思い切りやれ」と抑えて、悟は残ることになる。前田吟がマッサンのウィスキーづくりに温かい言葉をかけ、進駐軍の渡米試験を受けたエマも帰ってきた。前田吟西田尚美はニコニコして帰っていく。


来週が最終週。今週で、やっとウィスキーづくりに話を戻せた。いちおう一馬のエピソードも出せたので、継続性はある。しかし来週で終わりは早過ぎる。今週、三級ウィスキーをつくることが話の中心になっているが、これじゃマッサンが理想のウィスキーをつくる前に話が終わっちゃう。どうするのか。