マッサン 133-138話

「マッサン」、133-138話


先週の放送から約2年経ち、昭和20年夏。さすがの亀山家も、配給が厳しくなった。マッサンは海軍から、危ないから備えておくようにと言われて、空襲対策に、樽を工場から他に移し、女子供は進の家に疎開させようとする。

樽を避難させるには男手が足りないが、町の人が助けに来てくれる。助けに来た人にクッキーを出しているが、砂糖不足のこの時代にクッキーなんか作れたのか。やはりここはぜいたく。

空襲のサイレンがなっているが、余市のような田舎にサイレンなんかあったのかなあ。

そこに一馬の戦死の公報が来た。皆呆然自失。そこにエマが帰ってきて事実を知ってギャン泣き。しかし演技力がないので、まじめに泣いている様子なし。小池栄子はちゃんと泣いているし、風間杜夫はいい演技してるのに、こればかりはしかたない。

それから日がたって、熊虎とハナが一馬の遺骨が入った箱を持って帰ってきた。熊虎はマッサンの前で骨壷を出して「開けてみろ」という。中に入っているのは、一馬の名前と階級を書いた紙一枚。エリーは、一馬のお帰りなさいの会を開こうという。

できるだけの料理を作り、一馬の席を作ってお供えをして、皆でウィスキーを献杯する。この場面ではエマも飲んでいる。広島は原爆攻撃を受けて、竹原への電話もつながらない。

食料を盗みに来た子供がエリーに包丁を向けて「なんでアメリカがここにいる!」とわめいて逃げてしまう。そこで8月15日が来た。これ、玉音放送が非常にクリアに聞こえているが、これもおかしいような。エリーはやっと外に出られるようになった。しかし、エリーはいきなり倒れてしまう。

エマはまた「なんで早く戦争をやめられなかったの」とバカ発言。そんなことを心に思っていてもペラペラしゃべる人なんかいないのに。エリーは兵隊の亡霊が自分に「日本から出て行け」という夢を見る。あまり体調がよくないのだ。

マッサンは従業員を集めてしばらく工場を止めて、みんなで畑を作ると告げる。戦争終わるまで、畑作りしてなかったのか?北海道はそんなに食料余っていたとも思えないが。熊虎はリヤカーに豚を乗せて帰ってくる。しかし、豚を買うのに何を売ったのか、いくらかかったのか、セリフがないので、あまり切実さがない。

竹原から電報が来て、亀山家はみな無事だったと知らせてくる。エマは小樽の英文タイプの学校に通うようになる。マッサンのとこには大阪の商売人が来て、ウィスキーの三級酒を置いていく。ウィスキーの原酒を分けてくれという頼み。

マッサンはこの頼みは断るが、大阪に行って出資者と相談するつもり。エリーはマッサンについていくつもりだったが、自分の顔が泣きはらした状態なのを鏡で見て、やめてしまう。そこに進駐軍がやってきた。

進駐軍はエリーの無事を確かめた後、商談をはじめた。進駐軍はウィスキーが不足なので売ってもらいたいのだ。ここがウィスキー工場だということも知っている。マッサンは海軍の代わりにアメリカに売るわけにはいかないとゴネている。

エリーのところに、いきなりキャサリンが訪ねてきた。イギリスから戻ってきたのだ。キャサリンに優しくしてもらって、エリーはワンワン泣いている。熊虎は、マッサンに進駐軍にウィスキーを売るようにすすめる。マッサンは、エリーと「リンゴの唄」を歌う。


戦争は決着ついたが、戦争の話だけで3週間とっている。戦争を適当に飛ばすと山場が薄くなるからそうしているのだろうが、やりすぎ。あと2週間しか放送がない。ニッカは戦争で儲けていて、戦争が終わってもまた儲けていたので、こういう話にしないといろいろとまずいのだが、これはうそ臭いわ。