都築響一トークショー in ヲルガン座

「ヲルガン座7周年記念 都築響一トークショー」、ヲルガン座、2015.2.19


都築響一がわざわざ広島まで来てくれてトークショーをやるので、いそいそと行ってきた。

前半と後半に分かれていて、前半は新ネタだったが、後半の写真系ネタは、去年の12月に六本木のIMAコンセプトストアのトークショー「写真と絵画の発見伝」でやっていたのと同じネタ。まあ、そんなところに行っていた客が広島とかぶっている可能性は低いし、毎回すべて新ネタというのはたいへんだから、しかたない。

前半は、都築氏お得意のおかんアート、「気色悪いレコードジャケット」、ハワイ、変な素人絵画、「マッドシティーの発明ドキドキクラブ」という爆笑もののYouTubeビデオなど。このマッドシティーという人は、ほんとうに笑える。

都築氏の取材費用と生活費は、有料メールマガジンの収入で出ていて、月1000円なのだが、これにツイッターで「クソ高ぇ」と文句が出ると嘆いていた。内容を考えれば安いのだが、完全にネタ、アート系コンテンツに月に1000円払う人はなかなかむずかしいらしい。それでも以前、「購読者1000人」とおっしゃっていたので、ビジネス系ではない有料メールマガジンとしては、この購読者は驚異的に多い。それでも運営はギリギリだということなので、このプロジェクトが長持ちするように願うばかり。

最後に、ポロリネタとして、ドイツの写真集だという「女性本人のポートレートと女性器を並べて写す」写真を出していた。これも生々しさが、逆に笑いを呼ぶようなネタ。