ゴーストライター 1,2話

ゴーストライター」1話、「罪への秒読み~偽りの日々の始まり、
            2話、「夢か結婚か、それとも嘘か・・・泥沼の決断」

フジテレビ系で1月から始まったドラマ、3話まで進んでいるが、2話まで再放送していたので、とりあえず見てみた。

明らかに佐村河内守事件からアイディアをとってきているが、こっちは音楽ではなくて小説。ゴーストライター依頼人である大作家、遠野リサ(中谷美紀)が才能が枯渇して、アシスタントとして雇った川原由樹(水川あさみ)が、けっこう文章が書けることに気づいて、ゴーストライターをやらせることにする、というおはなし。

佐村河内事件と違って、こっちはまったく書けない人がゴーストライターを雇うのではなく、もともと大作家でバンバン売れていた人が、もう書けなくなって代作させるということになっている。

しかし、才能の枯渇といったって、何もしないで大作家になったわけじゃなし、いきなり何も書けなくなるっておかしくないか?しかも、最初は代作なんてとんでもないと言っていた中谷美紀が、短い文章を書く時間がないので、水上あさみが書いてきた文章をそのまま使ってしまい、後はプロットを書かせ、そのうち丸投げするようになるというストーリー。

最初は、プロットを書かせて、実際の文章にするのは自分でやっているのだから、丸投げしなくても自分でやればいいのでは?プロットやアイディアだけもらって自分で書けるのなら、そのほうがいいし、全部代作させたら、文体をすべてまねするわけにはいかないのだから、バレる可能性が高くなると思うが・・・。

しかも秘書のキムラ緑子には、最初の短文を代作させたことからバレているのだ。そんな危ないことをするかなあ。

中谷美紀は、出版社の文芸誌担当編集長とデキていて、編集長は自分の出世のために積極的に代作に加担することになっている。これはわかるが、水川あさみが代作者になることを承知するくだりは、ちょっと納得いかない。何が何でも作家になりたかったのか、代作でも何でもいいから、自分の文章を他人に読ませたいのか、なんだかよくわからない。

ドラマの一番最初で、中谷美紀水川あさみが取っ組み合いをしているところが映っているので、近々ケンカになりそうなのだが、ここまで納得づくで代作させておいて、どうしたら取っ組み合いになるのか。

いろいろとおかしいが、3話までは見る。