マッサン 91-94話

「マッサン」、91-94話


大阪では、「こいのぼり」に店と近所の人たちが集まって、送別会をやってくれる。キャサリンは、エリーとエマだけ大阪に残ってくれと頼む。エリーはみんなをハグして、別れの挨拶をする。

その夜、マッサンの家に住吉酒造の社長、西川きよしが訪ねてきた。社長は、鴨居商店のウィスキーで乾杯し、「まずい」と言ってマッサンをはげます。

マッサン、エリー、エマはやっと北海道に着いた。マッサンはまず、森野熊虎のところにあいさつに行く。エリーは熊虎のことを怖がっているが、熊虎は英語がわからないので、マッサンが適当にごまかす。

熊虎の屋敷は、漁師たちもおらず、熊虎一人だけ。マッサンは、土地や農家のことはみんな熊虎に聞くつもり。熊虎は大言壮語しているが、あまり森野の家は豊かではないようす。そこに娘の小池栄子と息子の堀井新太が帰ってくる。小池栄子はマッサン一家を歓迎するが、堀井新太はそういう態度ではない。

夜は宴会になり、豪勢な料理が並ぶが、息子が出てこない。エリーは熊虎親子の関係を心配する。

翌日、マッサンは地主や農家の組合長にあいさつに行く。熊虎は自分の名前を出せば大丈夫と言っているが、熊虎の名前を出すと、皆表情が険しくなって、追い払われてしまう。

マッサンとエリーは、リンゴ畑で働く小池栄子堀井新太に会い、組合長の螢雪次朗にあいさつをする。しかしリンゴ購入の話はすぐ断られる。熊虎は借金で首が回らなくなっていて、村人に相手にされていないのだ。

熊虎はマッサンにまで借金を頼むが、息子の一馬にいいかげんにあきらめて家を売れと言われる。以前、マッサンが訪ねてきた時が、ニシン豊漁の最後の年で、その後2年間、ニシンは来なかったから、森野家は破産状態。借金で首が回らない。

一馬は、マッサンに「この家を買ってくれ」と頼む。困惑するマッサン。熊虎が裏切り者呼ばわりされている理由もわからない。

マッサンは、組合長から余市の町の歴史を聞く。覚悟がなかったら、さっさと内地に帰れと言われて考えこむマッサン。エリーは、熊虎からここに来た事情を聞いた。熊虎は亡くなった妻の思い出がある家を売れないのだ。

北海道編から、エリーの髪型が変わって、30代くらいに見えるようになった。マッサンの服装も変わり、スーツは来ているが、ネクタイは締めなくなった。ニシン漁の説明は、実際の写真を出している。キャストも亀山一家以外全部代わって、事業は一から始まる。6ヶ月の放送でも、途中で話がリセットされるから、飽きないようになっている。これは脚本家がエライ。