マッサン 85-88話
「マッサン」、85-88話
大将に、「客の好みに合うウィスキーを作れるのか」と言われ、マッサンはそれを受け入れて工場長に復帰する。工場の職人を自宅に連れてきて、パーティーだと言い出す。
材料は英一郎が手回しよく買ってきたので、鴨居ウィスキーで乾杯することになるが、マッサンは「これからは、日本人の好みに合うウィスキーを作る」と宣言する。スコッチ・ウィスキーを再現する夢は封印。
マッサンは、スモーキーフレーバーを抑えたブレンドを工夫する。しかし、香りの薄いウィスキーを作ることに対して、内心微妙なマッサン。エリーはマッサンの態度の変化に気がつく。
マッサンは、飲みやすいと思われる試作品を作って、大将のところに持って行くが、「まだ煙臭い」と言われて却下。そこでピートを使わずに乾燥させた麦芽で新しい原酒を仕込む。希釈して、臭いのない原酒ができる。英一郎はこれは工場長のウィスキーではないと反対するが、マッサンは鴨居商店幹部の試飲会に持っていく。
大将と会社の幹部はこれでよし、と認めてくれる。しかし胸中が苦しいマッサン。エリーはそれに気づいて、「マッサン、会社辞めたい?」と聞くが、はねつけられる。
新製品のレッドラベルが完成し、大々的に売りだすが、これがまったく売れない。幹部会議では、宣伝や営業ではなく、ウィスキーの製造過程に問題があり、ウィスキー事業から撤退すべきという意見も出るが、大将はウィスキーからは撤退しないと言い切る。
マッサンは途方に暮れ、とうとう過労で倒れてしまう。エリーは、「マッサンは頑張った。でも、もういい」と言って、独立を勧める。