花燃ゆ 2話

「花燃ゆ」、2話、「波乱の恋文」


文(井上真央)の姉、寿(優香)は格上の家との縁談が進んでいて本人もその気になっている。寅次郎の江戸での勉強が藩内でも評判になったのだ。しかし、寅次郎は江戸で、いきなり脱藩し、東北に旅行に行ってしまう。

縁談は破談。縁談の相手は、寿に「あなたは大組のヨメになりたかっただけでは」とつめたい言葉。寿は、これにショックを受けて、兄のことを恨んでいる。

小田村伊之助は、寅次郎を助けようと奔走しているが、家に帰ってくると、義母のかたせ梨乃が亡くなっていた。伊之助は先に自害して亡くなっていた父親のことを聞き、寅次郎のために一生尽くすと決意する。

文は、姉のことを思いやって、伊之助に姉をもらってやってほしいと頼み、伊之助も承知。寅次郎は謹慎することになって、国に呼び戻される。伊之助が義兄になることが決まって、文はなぜか涙がこぼれる。


この回、文が姉の縁談を取り持つ話だけ。寅次郎の脱藩はほぼ添え物扱い。歴史上の事績がない文をドラマでどう扱うのかと思っていたら、結局人間関係の取り持ちということにするようだ。しかし、ほぼホームドラマみたいなことになっているんですが…。

しかも、ホームドラマといっても、キャラがはっきりしているのは、姉の寿と、伊之助だけ。ほぼ姉の縁談に終始しているんだから当然だが、これはどうなの。寅次郎の脱藩は一大事のはずだが、軽く済まされているのもおかしい。小田村伊之助も、後で重要になる(文の2番目の夫)のはわかったが、ずっとこの調子で重要人物として出し続けるの?

来週も、この調子でよくわからないホームドラマが続くのならもうめげそう。前回はけっこういい話だと思っていたのに。